Simplex Integrated Report 2024【統合報告書】
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▶Page 38❶ イノベーションと競争力❷ クライアントとの関係管理❸ 人的資本管理❹ 製品の品質と安全性❺ 地球環境問題への対応❻ 高度なガバナンスの実現「Global」を行動規範として掲げるシンプレクスグループとして、世界全体で一丸となって取り組んでいる喫緊の課題である地球温暖化、生物多様性の確保等をはじめとする地球環境問題にビジネスとテクノロジーの観点から取り組むことは、シンプレクスグループの責務と考えています。顧客のビジネスに貢献する高度なITソリューション・サービスを提供するシンプレクスグループは、ガバナンスの重要性を強く認識しており、監査等委員会制度を導入するなど、経営陣の監督を強化する統治機構を採用しています。経営理念に即し、実効性の高いガバナンスを実践することで、持続的かつ健全な企業の成長を目指しています。Simplex Philosophy34長期成長戦略Vision1000▶Page 6事業基盤・経営基盤経営理念▶Page 9行動規範5DNA ▶Page 14価値観▶Page 14マテリアリティ私たちは、経営理念、行動規範、価値観、長期成長戦略等に照らして、6つの重要課題(マテリアリティ)を特定しています。このマテリアリティに基づき、戦略を立案・実行・推進するとともに、事業環境の変化や社会の変容に則して、随時マテリアリティの見直しを行っています。なお、マテリアリティの特定プロセスについては、リスクマネジメント(▶Page 35)を参照ください。「日本発のイノベーションを世界へ向けて発信する」という経営理念から、イノベーションと競争力の維持はシンプレクスグループの重要なマテリアリティです。ビジネスとテクノロジー双方に精通するハイブリッド人材の獲得及び育成、新技術の積極的な採用、研究開発への投資、知的財産の管理、そしてこれらの要素がシンプレクスグループの事業に与える影響の評価を絶えず行っていくことが必要と考えています。「Client First」を行動規範として掲げるシンプレクスグループとして、クライアントとの良好な関係の維持と管理は重要なマテリアリティとなります。製品の顧客満足度、顧客の関係会社を含む顧客関係の持続性、これらの顧客とのコミュニケーション等に加え、基本的人権の確保等のサプライチェーンマネジメントが必要と考えています。ビジネスとテクノロジー双方に精通するハイブリッド人材として優秀な人材を獲得し、育成し、維持することは、シンプレクスグループの事業を継続するうえで極めて重要です。従業者の健康と安全、ダイバーシティとインクルージョン、トレーニング等の側面を含む人的資本管理は重要なシンプレクスグループのマテリアリティと考えています。シンプレクスグループの対象事業領域におけるシステム開発事業では、ミッションクリティカルな運用が要求されるとともに、顧客データを含むデータセキュリティの確保やプライバシーの保護が極めて重要です。このため、高度な信頼性と可用性を備えた製品の品質と安全性の確保を最優先に事業を行っていきます。マテリアリティ

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