Simplex Integrated Report 2024【統合報告書】
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+54.2% エンタープライズDX金融領域で培った先端技術で案件獲得を促進クロスピアとのシナジー最大化を目指す官公庁、通信、製造、エンターテイメント等の非金融機関向けに、DX支援に特化したITソリューションを提供しています。2,5381,8142,7972022年3月期2023年3月期2024年3月期32非金融ソリューション2017年シンプレクス大分類参入時期提供主体売上収益前期比(百万円)エンタープライズDXの定義エンタープライズDXとは、非金融機関のなかで、シンプレクスの売上収益が業種単位で一定の規模に満たない業種群の総称です。そのため、業種単位の売上収益が一定の規模に達すると、独立した領域として分けることを前提としています。すでに保険は先行して独立した領域として切り出されていますが、他の業種についても同様のプロセスを想定しています。シンプレクスが選ばれる理由情報産業とも表現される金融業界は、他の業界に先駆けて、最先端テクノロジーを積極的に取り入れるアーリーアダプターです。ここでは創業当初から金融領域に付加価値を提供してきたシンプレクスのデジタルケイパビリティをご紹介します。これらのケイパビリティは、官公庁、通信、製造、エンターテイメント等の非金融機関においても、あらたなビジネスモデルの創出や業務効率の向上、ユーザー体験の改善など、DXに不可欠な要素となっています。♯Capability1:AI戦略策定からビジネス実装まで、顧客企業のあらゆるニーズに即戦力として応えるAIソリューションを提供します。♯Capability2:UI/UXビジネスを深く理解したUI/UXのエキスパートチームが、ユーザー体験を重視したプロダクト開発を支援します。♯Capability3:クラウド先進事例から得られる揺るぎない知見を活かし、顧客企業のビジネス戦略に則したクラウド導入を支援します。♯Capability4:web3暗号資産、メタバース、NFTなどに関する豊富な知見を有するエキスパートが、顧客企業と共に課題を解決します。今後の成長戦略最大のグループシナジーは、DXに特化したコンサルファームであるクロスピアが策定したビジネスモデルやシステム化構想を、シンプレクスの技術力で具現化することにあります。具体的には、クロスピアからシンプレクスに向けて、非金融顧客の送客やシステム開発案件を提供するという流れです。こうしたグループシナジーを発揮することで非金融領域の拡大を図っていくために、エンタープライズDXにおいては、今後もクロスピアとのグループシナジー最大化を目指していきます。また、金融領域で培ってきたAI、UI/UX、クラウド、web3等の最先端技術を活かした案件の獲得も引き続き推進していきます。業種単位の売上収益が一定の規模に達した際には、独立した領域として切り出すというエンタープライズDXの前提に鑑み、官公庁、通信、製造、エンターテイメント等の有望な業種のさらなる拡大を目指していきます。[参考]エンタープライズDXに関するよくあるご質問Q. どのようにして非金融領域を開拓しているのかQ. 保険のように新しい領域として切り出せそうな業種はあるかQ. エンタープライズDXでもシステム著作権の自社留保はできているのかQ. 売上総利益率が金融領域と変わらず高水準なのはなぜかQ. エンタープライズDXの特徴的な案件を教えてほしいQ. エンタープライズDXの売上収益のボラティリティはどう考えるとよいか

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