*1 当該事業年度において採用を決定した人数であり、実際の入社は翌事業年度の4月1日です。*2 年次有給休暇が毎年1月1日を基準日として付与されることから、2022年および2023年の1月1日から12月31日までの実績を記載しています。11DXパートナーとしての信頼性・ 世界の金融ITサービス企業のランキング「IDC FinTech Rankings」に12年連続ランクインシンプレクスグループは、日本を代表する銀行、総合証券、ネット証券等、大手金融機関のテクノロジーパートナーとして、国内トップブランドポジションを確立しています。価値を生み出す経営資源生み出した成果さらなる成長に必要な経営資源と対応策関連するコンテンツ関連するマテリアリティ資本分類人的資本知的資本社会関係資本財務資本自社留保したシステム著作権をライブラリとして再利用することで、開発期間の短縮やシステムの安定性を確保しています。金融領域のみならず、非金融領域でもシステム著作権の自社留保に成功しており、さまざまな領域でライブラリの蓄積と活用を促進しています。DX支援における高い競争力を維持していくためには、最先端テクノロジーを常にアップデートする必要があります。人材投資や新規・成長領域への投資を実施することで、顧客企業の需要や事業環境の変化に対応できるよう努めています。▶Page 17 ビジネスモデル❶イノベーションと競争力❷クライアントとの関係管理❸人的資本管理❹製品の品質と安全性豊富なデジタルケイパビリティ・金融領域で培った最先端テクノロジー・受託開発を通じて蓄積したシステム著作権最先端テクノロジーのアーリーアダプターである金融領域で長年培ってきたAI・UI/UX・クラウド・web3等が、非金融領域のDX支援においても求められています。テックファームであるシンプレクスは、ノウハウ提供型コンサルティングにより、概ねすべてのシステム著作権を自社留保しています。品質向上とデジタルケイパビリティの進化・ システム著作権の再利用による品質向上・ 非金融領域におけるシステム著作権の自社留保金融領域で培った最先端テクノロジーを発展させることにより、対象顧客を金融機関に限定しない高付加価値サービスを広く提供しています。加えて、フロービジネスの拡大に応じて低リスクの安定的な収益源が連鎖的に拡大する、クオリティの高い収益モデルを構築しています。証券業や銀行業等の特定業種の売上比率が高い状態にあることから、クロスピアによる戦略/DXコンサルティングの事業展開に加えて、非金融領域の売上拡大による事業ポートフォリオの分散に取り組んでいます。▶Page 17 ビジネスモデル▶Page 23 成長戦略❶イノベーションと競争力❷クライアントとの関係管理❸人的資本管理❹製品の品質と安全性❻高度なガバナンスの実現領域拡大とクオリティの高い収益モデル・戦略/DXコンサルティングの売上比率 10%・非金融ソリューションの売上比率 20%・ 低リスクの安定的な収益源の売上比率 63%人材市場トップ10%の優秀な人材優秀な人材が活躍する組織強固な財務基盤持続的な成長と高い収益性の実現・従業員数 1,350人・新卒採用者数*1 185人・中途採用者数 118人人的資本をもっとも重要な経営資源と位置づけ、人材市場トップ10%の優秀な人材の採用と育成に努めています。ビジネスとテクノロジーに精通したハイブリッド人材たちが、「5DNA」と「Simplex Philosophy」を共有しながら、ワンチームとなってイノベーションを追求しています。・離職率 8%・有給休暇取得率*2 66.6%・従業員に対する女性比率 15.7%・管理職に対する女性比率 6.6%「プレイヤーであれ」という価値観のもと、多彩なキャリア選択と社員の成長を促進する仕組みや企業風土が醸成されています。毎月の残業時間を自分で宣言できるコミットメントスタイル制度の導入や、労働分配率の向上等に取り組んだ結果、離職率が前期比-1ptとなる8%に低下しました。持続的な成長と高い収益性の実現に向けては、優秀な人材の採用を今後も強化していく必要があります。2025年3月期においては、2024年4月に入社した新卒185人に加えて、中途150人の採用を計画しています。▶Page 39 ESG:社会❶イノベーションと競争力❸人的資本管理❹製品の品質と安全性・資産合計 792億円・資本合計 470億円・現金及び現金同等物 137億円事業基盤の強化に繋がる成長投資を優先的に実施していくために、高いキャッシュフロー創出力を礎とした、財務健全性の維持に努めています。・売上収益 407億円・営業利益 88億円・売上総利益率 42.9%・営業利益率 21.7%・ROE 13.9%底堅い国内DX需要を背景に、売上収益・営業利益ともに過去最高を更新しました。高い利益率を特徴とする戦略/DXコンサルティングのミックス効果や、セーフティークッションの未消化等により、売上総利益率が前期比+1.1ptとなる42.9%に向上しました。M&A等の事業基盤の強化に繋がる魅力的な投資機会が生じた場合には、フリーキャッシュフローを追加的な投資に充当したうえで、不足が生じた場合にはデット・ファイナンスを優先し、資金調達を行う方針です。▶Page 23 成長戦略❶イノベーションと競争力❷クライアントとの関係管理経営資源
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